いづみ
出水のツルたちも、1月後半くらいからぼちぼち
シベリアの方へ帰ってしまうようです。
という新聞記事を読み、
どちらかといえば、まだいたのか という気持ちのもと
この天気の良い週末でツルたちに会いにいきました。
出水のツルはここ何十年かの間に、とても増えてきているそうです。
それは、日本各地にいたツルが、乱獲や土地開発で行き場を失って
ここ出水に集まってきている ということです。
文明がおこる遥か昔から連綿と続いてきた、大陸を股にかけたツルたちの
大移動という営みが、まだ目の前で行われている と思うと非常に
感銘を受けますが、
また、人間の活動は、やはり自己完結することなく、
他へ影響を与えていることを実感させられます。
出水はまた、薩摩藩の武家屋敷群でも有名です。
外城制度といって、
旧薩摩藩内にはこのような屋敷群がいくつかあるようです。
よく小京都と呼ばれる各地域にある、どちらかと言えば
みやびな武家屋敷とは違って、あくまで戦争に備えた、
硬派な町作り、人作りがなされていたようです。
戦乱のほとんどなかった江戸時代において、
このような戦略的で、合理的な考えのもと
国(藩)作りをおこない、それが300年後の明治維新で
活躍する人材を生んだということは、
先見の明というよりも、その信念の強さ
を非常に強く感じます。
信念の弱いわたしのブログは、去年は
平均して月に1回くらいでしたが、
ことしは、最低でも週1回は頑張っていこうと、
思っているところでした。。