manufactured by THONET
テーブルやソファーなど、順調に揃ってきた我が家の家具達ですが、
最後まで悩んでいた、ワークスペースのデスクとチェアーを購入しました。
無印良品のスチールパイプチェアとデスクです。
これは、無印がドイツのトーネット社の製品をリプロダクトしたものだ
そうです。
デザインはマルセル・ブロイヤー、バウハウスで教育を受け、また
指導も行った人物、です。
バウハウスといえば、ドイツのモダニズム工業デザインの源流といった
イメージがありますが、このチェアーもシンプルそのもののミニマルデ
ザインで、バウハウスの思想をしっかりと受け継いでいるようです。
後ろに見えている絵はワシリー・カンディンスキーです。
7年前東京で一人暮らしを始めた時、記念に絵を飾ろうと思い購入しま
した。当時は名前も知らず、第一印象でなんかいい感じだなーと思って
購入したところでしたが、この彼もまたバウハウスで教授を務めた人物
でありました。
先のブロイヤーには、この教授のためにデザインしたワシリーチェアー
と呼ばれている作品もあります。
バウハウスを代表するイスと言われているので、一度は見かけた事があ
るかも知れません。
デスクの方も載せておきます。イスと比べて、'自立する事’が機能性な
ので、非常にシンプルに出来上がっております。
機能性とシンプルなデザイン、というのは簡単そうで、非常に難しいと
思います。
家具だけでなく、生活や、仕事や、考え方もそうありたいものです。
と、このイスに座って、ゆっくり考えてみることにしましょう。